ユーレイルパスとは

日本の旅行会社に鉄道チケットを卸し続けて20年以上、そんな鉄道マニア 白川純 がお届けするヨーロッパ鉄道シリーズ

今回はユーレイルパスのお話です。

ユーレイルパスとは

 ユーレイルパスとはヨーロッパ鉄道の周遊券の名称です。大きく分けると下記の4つに分かれます。

  • ユーレイルグローバルパス
  • ユーレイルスカンジナビアパス
  • ユーレイルベネルクスパス
  • ユーレイルワンカントリーパス

ユーレイル グローバルパス(33ヵ国)

ユーレイルグローバルパスの適用国は2019年にイギリスとリトアニアと北マケドニアの3か国が追加され、2020年にはラトビアとエストニアの2か国が更に追加されて合計33か国がユーレイルグローバルパスの適用国になりました。

  1. Austria(オーストリア)
  2. Belgium(ベルギー)
  3. BosniaHerzegovina(ボスニアヘルツェゴビナ)
  4. Bulgaria(ブルガリア)
  5. Croatia(クロアチア)
  6. CzechRepublic(チェコ)
  7. Denmark(デンマーク)
  8. Estonia(エストニア)
  9. Finland(フィンランド)
  10. France(フランス)
  11. Germany(ドイツ)
  12. GreatBritain(イギリス)
  13. Greece(ギリシャ)
  14. Hungary(ハンガリー)
  15. Ireland(アイルランド)
  16. Italy(イタリア)
  17. Latvia(ラトビア)
  18. Lithuania(リトアニア)
  19. Luxembourg(ルクセンブルグ)
  20. Montenegro(モンテネグロ)
  21. Netherlands(オランダ)
  22. NorthMacedonia(北マケドニア)
  23. Norway(ノルウェー)
  24. Poland(ポーランド)
  25. Portugal(ポルトガル)
  26. Romania(ルーマニア)
  27. Serbia(セルビア)
  28. Slovaika(スロバキア)
  29. Slovenia(スロベニア)
  30. Spain(スペイン)
  31. Sweden(スウェーデン)
  32. Switzerland(スイス)
  33. Turkey(トルコ)

ユーレイル スカンジナビアパス(4ヵ国)

 ユーレイルスカンジナビアパスは北欧4ヵ国と呼ばれる下記の4ヵ国が適用国になります。

  1. デンマーク
  2. ノルウェー
  3. スウェーデン
  4. フィンランド

ユーレイル ベネルクスパス(3ヵ国)

 ユーレイルベネルクスパスはベネルクス3国と呼ばれる下記の3ヵ国が適用国になります。

  1. ベルギー
  2. オランダ
  3. ルクセンブルグ

ユーレイル ワンカントリーパス(1ヵ国)

 ユーレイルワンカントリーパスは1ヵ国だけに適用されるユーレイルパス。下記の26ヵ国の中から1ヵ国選択できます。料金は統一料金ではなく選択する国によって異なります。

  1. Austria(オーストリア)
  2. Belgium(ベルギー)
  3. Bulgaria(ブルガリア)
  4. Croatia(クロアチア)
  5. CzechRepublic(チェコ)
  6. Denmark(デンマーク)
  7. Estonia(エストニア)
  8. Finland(フィンランド)
  9. France(フランス)
  10. Greece(ギリシャ)
  11. Hungary(ハンガリー)
  12. Ireland(アイルランド)
  13. Italy(イタリア)
  14. Latvia(ラトビア)
  15. Lithuania(リトアニア)
  16. NorthMacedonia(北マケドニア)
  17. Norway(ノルウェー)
  18. Poland(ポーランド)
  19. Portugal(ポルトガル)
  20. Romania(ルーマニア)
  21. Serbia(セルビア)
  22. Slovaika(スロバキア)
  23. Slovenia(スロベニア)
  24. Spain(スペイン)
  25. Sweden(スウェーデン)
  26. Turkey(トルコ)

 注意点すべきところはスイスとドイツとイギリスが含まれていないこと。

  • スイスは「スイストラベルパス」という商品が別に存在します
  • ドイツは「ジャーマンレイルパス」という商品が別に存在します
  • イギリスは「ブリットレイルパス」という商品が別に存在します

使用資格

 日本人(日本国籍)は誰でもユーレイルパスを使用できます。

 ヨーロッパに滞在していても日本国籍であればユーレイルパスを使用できます。よって、留学ビザでヨーロッパに滞在後、帰国前にユーレイルパスを使用することが可能です。また、ヨーロッパの国籍の方で日本に住んでいる場合であっても再入国許可証を取得できればユーレイルパスを使用できます。

特典

 ユーレイルパスは適用範囲(鉄道路線)とは他に、船・バス・登山鉄道などの交通機関の割引や観光ツアーの割引の‟特典”があります。この特典の範囲は常に割引率など変更されるので原則現地確認という条件が付きますが、知っていれば様々なサービスを割引されるのでお得な情報です。

  1. Austria(オーストリア)の特典
  2. Belgium(ベルギー)の特典
  3. BosniaHerzegovina(ボスニアヘルツェゴビナ)の特典
  4. Bulgaria(ブルガリア)の特典
  5. Croatia(クロアチア)の特典
  6. CzechRepublic(チェコ)の特典
  7. Denmark(デンマーク)の特典
  8. Estonia(エストニア)の特典
  9. Finland(フィンランド)の特典
  10. France(フランス)の特典
  11. Germany(ドイツ)の特典
  12. GreatBritain(イギリス)の特典
  13. Greece(ギリシャ)の特典
  14. Hungary(ハンガリー)の特典
  15. Ireland(アイルランド)の特典
  16. Italy(イタリア)の特典
  17. Latvia(ラトビア)の特典
  18. Lithuania(リトアニア)の特典
  19. Luxembourg(ルクセンブルグ)の特典
  20. Montenegro(モンテネグロ)の特典
  21. Netherlands(オランダ)の特典
  22. NorthMacedonia(北マケドニア)の特典
  23. Norway(ノルウェー)の特典
  24. Poland(ポーランド)の特典
  25. Portugal(ポルトガル)の特典
  26. Romania(ルーマニア)の特典
  27. Serbia(セルビア)の特典
  28. Slovaika(スロバキア)の特典
  29. Slovenia(スロベニア)の特典
  30. Spain(スペイン)の特典
  31. Sweden(スウェーデン)の特典
  32. Switzerland(スイス)の特典
  33. Turkey(トルコ)の特典

 ユーレイルパスの購入はヨーロッパ鉄道チケットセンターの『おまかせ予約』を利用すると本当にユーレイルパスとの組み合わせの方がお得なのか或いは単品購入の方がお得なのかお勧めの商品の組み合わせで手配してもらえます。

料金の種類

 ユーレイルパスには下記の3つの料金設定があります。

  • 大人料金(26才~59才)
  • シニア料金(60歳以上)
  • ユース料金(25才以下)

 ただ、11歳以下は大人1名につき2名まで無料のユーレイルパスを発行してもらえます(大人と同時申込しなければなりません。後付けはできません。)。

 ちなみに、セーバー料金(2名以上同一行動割引料金)は2019年に廃止されました。

 輸入商品ですので、どこで買っても必ず同じ料金であるとは限りません。ただ、どこで購入するかの問題よりも本当に購入しようとしている鉄道パスが自分の旅行計画に最適な選択であるかどうかの方が重要です。

 ヨーロッパのすべての列車がユーレイルパスで乗車できるのであれば鉄道パスの選択は簡単ですが、現実はユーレイルパスを使用して乗車できない列車に遭遇することがあります。最適な鉄道パスの選択する為の重要な要素は列車予約です。

列車予約

最初にヨーロッパ鉄道の列車予約の仕組みについてお話します。大きく分けると下記の3つに分かれます。

  • 全席自由席列車
  • 任意予約列車
  • 全席指定列車

全席自由席列車

全席自由席列車はユーレイルパスだけで乗車可能。主に在来線で運行されております。満席でも立って乗車可能。逆から考えると事前に座席指定をすることができない為、必ず座れる確約ができない列車。

任意予約列車

任意予約列車とは必ず座りたい方が指定券を追加購入できる列車。たとえ満席であっても立って乗車可能。絶対に立ち乗りしたくないという方のみ指定券を追加購入

全席指定列車

全席指定列車とは必ず座席予約しなければならない列車。

ユーレイルパス所有者は下記の2つのうち、どちらかのチケットを追加購入することになります。どちらのチケットを購入するかは列車の種類によって予め決められています。

  • 指定券(例:氷河急行など)
  • 特別専用チケット(例:TGVなど)

指定券と特別専用チケットの違い

全席指定列車は下記の2種類に分かれています。

【指定券+乗車券の2枚の組合せで乗車する列車】

 ユーレイルパス所有者は乗車券の代わりにユーレイルパスを使用します。よってユーレイルパス所有者は「指定券」だけを購入することで乗車可能です。

 

【特別専用チケットの1枚で乗車する列車】

 ユーレイルパス所有者は「特別専用チケット」を割引(鉄道パス割引料金)で購入することで乗車可能です。ただ、割引チケットはすぐに売り切れることが多いです。

 鉄道パス割引料金の特別専用チケットが既に売切れで通常料金の特別専用チケットを購入する状況になったとしても購入後のユーレイルパスの日数を減らすことはできません

 よって、ユーレイルパスを購入する順序がポイントです。実際の列車予約の現場において売り切れはよくあることです。売り切れによって当初の旅程が変更になりユーレイルパスの必要日数も変わります。早まってユーレイルパスを先に購入しないように!列車予約から準備を始めてユーレイルパスは最後に購入。

 

 ヨーロッパ鉄道チケットセンターの『おまかせ予約』で申込むと、申込時点での列車予約の空席状況に応じてお勧めのチケットとお勧めのユーレイルパスの組み合わせで手配してもらえます。

おまかせ予約

おまかせ予約とは、列車の選択・座席の選択・チケットの組合せなどを鉄道マニアに全て“おまかせ”してチケットを予約したい方の申込方法です。

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