ドイツ直通用交直流電気機関車 ČD 371型「バスタード」

チェコ~ドイツ間の直通用として誕生した、交直流急行旅客用電気機関車、ČD 371型をご紹介。当初は故障が多く、まともに走らなかったことから「Bastard(クソ野郎・ろくでなし・粗悪品)」というありがたくないニックネームを付けられたが、現在も親しみを込めてそう呼ばれ続けている。 ドイツへの直通用としての活躍期間が長く、ユーロシティなどの優等列車の先頭に立って活躍したことから、非常にファンが多い。現在、ドイツへのユーロシティ運用はヴェクトロンへ譲り、ドイツへの直通は季節列車以外では見かけなくなったが、最高160Km/hという俊足を生かし、速達Rychlíkなどに使用されている。 なお、371型は歯車比の異なる372型(貨物用)と製造番号を共用しており、371型として存在するのは001~005、015号機の6両のみ、それ以外の9両は372型としてČDCargoに所属している。また、ドイツ鉄道180型001号機を事故の補償として譲渡されており、201号機として編入されている。
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