氷河急行
日本の旅行会社に鉄道チケットを卸して続けて20年以上、 そんな鉄道マニア 白川純 がお届けするヨーロッパ鉄道シリーズ。
今回はスイスの三大急行の一つの氷河急行のお話です。
目次
座席位置の確約
ヨーロッパ鉄道チケットセンターで申し込むと下記の座席配置を確約してご案内可能です。
- 進行方向 :×
- 窓の位置 :〇
- 窓側・通路側:〇
- 一人掛け座席:○
2名で乗車する場合は他人と相席にならないテーブル付一人掛け座席の向かい合わせの座席をお勧め。
運行区間
氷河急行はスイスアルプスを唯一横断する列車。西はツェルマット~東はサンモリッツまでの高低差1448mの約8時間の列車の旅。
- ユーレイルパス :全区間適用(別途、指定券が必要)
- スイストラベルパス:全区間適用(別途、指定券が必要)
座席の種類
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氷河急行の座席は3種類あります
- エクセレンス座席:横に 1席+通路+1席
- 1等パノラマ座席 :横に 1席+通路+2席
- 2等パノラマ座席 :横に 2席+通路+2席
チケット争奪戦
夏期(5月~10月)に関してはチケット争奪戦が毎年の恒例行事です。
もし予約システム自動配列で手配する旅行会社で申し込むと座席が確保できたとしても 通路側だったり バラバラに離れたりしている座席の可能性が高い列車です。
せっかく事前予約するのであれば窓側を確約して確保したいところ。
ヨーロッパ鉄道チケットセンターの『おまかせ予約』を利用すると窓側が満席の場合、自動的に前後の列車や前後の日付も調べてご案内してもらえます。
時刻表
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2024年01月01日~2024年10月12日
食堂車の廃止
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氷河急行の食堂車は残念ながら廃止されました。
代わりに座席まで食事を運んでもらえる「食事サービス」になりました。
現在は、コロナ対策として食事の提供する数を制限しているので事前に予約しておくことをお勧めします。
スイストラベルパスとユーレイルパスの違いは何?
スイス国内を適用する鉄道パスは2種類
- ユーレイルグローバルパス(複数国を旅行する時にお勧め)
- スイストラベルパス(スイスだけ旅行する時にお勧め)
いずれもスイス国内の鉄道の適用範囲は ほぼ同じですが 特典に大きな違いがあります。
主な違いは下記の3つ
ユーレイルパス | スイストラベルパス | |
スイス国内の主要都市交通機関 | ✖ | ○ |
ポストバス | ✖ | ○ |
登山鉄道などの割引率 | 割引率が低い | 割引率が高い |
ヨーロッ鉄道チケットセンターの『おまかせ予約』を利用すると、スイストラベルパスか、ユーレイルパスか、スイス半額カードか、一番経済的な組合せで手配してもらえます。
スイストラベルパスの購入する前に
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スイストラベルパスは路面電車などの市内交通にも適用できるスイス国内において最強の鉄道パスです。
難点は スイストラベルパスが高額 であること。
予算を優先する場合はスイストラベルパスを購入する前に スイス半額カード + 半額乗車券 との組合せと比較すること。
これは物凄く面倒な作業ですが凄く安くなることがあるので頑張ってみる価値あり。私の経験上、スイス半額カードとの組合せの方が安くなるケースが多いです。特に登山鉄道やロープウェイをたくさん利用する方には料金比較することを強くお勧めします。
ヨーロッ鉄道チケットセンターの『おまかせ予約』を利用すると、スイストラベルパスか、スイス半額カードか、ユーレイルパスか、一番経済的な組合せで手配してもらえます。