ゴールデンパスパノラマ急行
日本の旅行会社に鉄道チケットを卸し続けて20年以上、そんな鉄道マニア 白川純 がお届けするヨーロッパ鉄道シリーズ。
今回はスイスの三大急行の一つゴールデンパスパノラマ急行のお話です。
目次
座席位置の確約
ヨーロッパ鉄道チケットセンターで申し込むと下記の座席配置を確約してご案内可能。
- 進行方向 :×
- 窓の位置 :〇
- 窓側・通路側:〇
- 一人掛け座席:○
2名で乗車する場合は他人と相席にならないテーブル付一人掛け座席の向かい合わせの座席をお勧め。
新型コロナ対策
MOB社は列車の消毒など厳格な規則遵守が求められるスイスツーリズムの安全ラベル“Clean&Safe”に参加しています。
詳細はオフィシャルサイトで確認
運行区間
ゴールデンパスパノラマ急行はスイス中部の人気観光地インターラーケンからレマン湖畔のモントルーまでを結ぶ景勝列車。
2つの運営されており各会社で運営区間が異なります。
- BLS社:運行区間 インターラーケン ~ ツバイジンメン
- MOB社:運行区間 ツバイジンメン ~ モントルー
各区間は共に鉄道パスの適用範囲に含まれております。
- ユーレイルパス :使用できます
- スイストラベルパス:使用できます
座席の種類
BLS社
ゴールデンパスパノラマBLS
© MOB
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BLS社の座席は2種類あります
- 1等座席 :横に 1席+通路+2席
- 2等座席 :横に 2席+通路+2席
※満席でも立って乗車可能(必ず座りたい方は指定券を追加購入できます)。
MOB社
ゴールデンパスパノラマMOBパノラミック
© MOB
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MOBパノラミックの座席は3種類あります
- 1等VIP座席 :先頭横並び4席×2列(←輸出停止中)
- 1等パノラマ座席 :横に 1席+通路+2席
- 2等パノラマ座席 :横に 2席+通路+2席
※VIP座席は全席指定。パノラマ座席は満席でも立って乗車可能(必ず座りたい方は指定券を追加購入できます)。
ゴールデンパスパノラマMOBクラシック
© MOB
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MOB社クラシックの座席は2種類あります
- 1等座席 :横に 1席+通路+2席
- 2等座席 :横に 2席+通路+2席
※満席でも立って乗車可能(必ず座りたい方は指定券を追加購入できます)。
チケット争奪戦
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夏期(5月~10月)に関してはチケット争奪戦が毎年の恒例行事です。
もし予約システム自動配列で手配する旅行会社で申し込むと座席が確保できたとしても 通路側だったり バラバラに離れたりしている座席の可能性が高い列車です。
せっかく事前予約するのであれば窓側を確約して確保したいところ。
ヨーロッパ鉄道チケットセンターの『おまかせ予約』を利用すると窓側が満席の場合、自動的に前後の列車や前後の日付も調べてご案内してもらえます。
時刻表
“ゴールデンパス”の名称について
昔はルツェルン – インターラーケン間(ツェントラール鉄道)もゴールデンパスパノラマ急行という列車名で運行されておりました。今現在は脱退してルツェルンインターラーケン急行という別の列車名で運行しています。ただ、本屋さんの書籍では今でも”路線名”としての”ゴールデンパス”はルツェルン – インターラーケン区間を含めてまだ使用されているものもあります。
- 列車名 ルツェルンインターラーケン急行(ZB社) :区間 ルツェルン – インターラーケン
- 列車名 ゴールデンパスパノラマ急行(BLS社) :区間 インターラーケン – ツバイジンメン
- 列車名 ゴールデンパスパノラマ急行(MOB社):区間 ツバイジンメン – モントルー
新型車両の導入延期
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2021年にインターラーケンからモントルーまでの直通運転対応の新型車両が運行開始予定でしたが、新型コロナの影響で2023年まで延期されました。この新型車両が運行開始されればツバイジンメンでの乗り換えの必要がなくなります。
ロシュドネー鉄道
氷河急行