レッチェベルクエクスプレス

日本の旅行会社に鉄道チケットを卸し続けて20年以上、そんな鉄道マニア 白川純 がお届けするヨーロッパ鉄道シリーズ。
今回は景勝路線を走るレッチェベルクエクスプレスのお話です。
座席配置の確約
© BLS AG
ヨーロッパ鉄道チケットセンターで申し込むと下記の座席配置を確約してご案内可能。
- 進行方向 :○
- 窓の位置 :〇
- 窓側・通路側:〇
- 一人掛け座席:○
南下するときは進行方向右側をお勧め。北上する時は進行方向左側をお勧め。
新型コロナ対策

スイス連邦評議会が定めた従業員と乗客の保護を定めた規則が発表されました。乗客にはマスク着用などの基本的なルールに従う必要があります。
詳細はオフィシャルサイトで確認
運行区間

レッチェベルクエクスプレスはベルン(Bern) – ブリーグ(Brig)間を運行しています。ベルンから来た列車はシュピーツ(Speiz)駅で一部の車両が切り離されツバイジンメン方面に向かうので乗車時に目的地の表示を確認すること。
© BLS AG
レッチェベルクエクスプレスの停車駅の中でリクエストストップというルールがあります。何もしないと通過してしまいます。リクエスト方法は車内にある”Stopボタン”を押します。日本の路線バスみたいなシステム。リクエストしないと通過してしまう駅は下記の4駅。
- Mulenen駅
- Hohtenn駅
- Eggerberg駅
- Lalden駅
© BLS AG
ブリーグ駅へ近づくにつれて車窓は飛行機がアルプスの山の中に着陸するかのような絶景が進行方向右側に見ることができます。
レッチェベルクエクスプレスが走る線路とは別に2007年にレッチェベルクベーストンネルの完成に伴い新線が開通しました。新線は主に高速列車が利用しています。所要時間はかかりますが車窓を優先して旧線のレッチェベルクエクスプレスを利用するのも選択肢の一つ。
- 時間を優先してトンネルの新線を利用すると所要時間 約30分
- 車窓を優先して景勝路線の旧線を利用すると所要時間 約70分
座席の種類
© BLS AG
レッチェベルクエクスプレスの座席は2種類
- 1等座席 :横に 1席+通路+2席
- 2等座席 :横に 2席+通路+2席
時刻表
© BLS AG
レッチェベルクエクスプレスは1時間に1本ペースで運行されております。この線路があることを知らず最短コースの線路を選択してしまう人が多いので知る人ぞ知る隠された景勝列車です。
ヨーロッパ鉄道チケットセンターの『おまかせ予約』で申込すると、時間的に余裕があると判断した場合、レッチェベルグエクスプレスを自動的に提案されます。
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