1等座席と2等座席の違い~TGV編~

日本の旅行会社に鉄道チケットを卸し続けて20年以上、そんな鉄道マニア 白川純 がお届けするヨーロッパ鉄道シリーズ
今回はフランスの高速列車TGVの1等座席と2等座席の違いについてのお話です。
2等車両
デュプレックス型 2階席 2等座席
Cooyrightヨーロッパ鉄道チケットセンター
TGVの2等座席は通路挟んで2席+2席のオープンサロンタイプ。
Duplex型のTGVは2階建て車両になっており、景色の眺めがいい2階席をお勧めします。
一部の車両には固定テーブル付四人掛け座席もあります。
POS型
Cooyrightヨーロッパ鉄道チケットセンター
POS型に通り抜けできない車両の末端に最大16名の個室があります。
グループ旅行の心配事の一つに荷物の管理があります。荷物置場は先着順なので全員の荷物が収納されるとは限りません。座席上部の荷棚に全員の荷物を載せるのも一苦労です。上記のような通路に荷物を置いても他の乗客の迷惑にならない場所があります。
1等車両
デュプレックス型 1等座席
Cooyrightヨーロッパ鉄道チケットセンター
TGVの1等座席は通路挟んで2席+1席のオープンサロンタイプ。
Duplex型のTGVは2階建て車両になっており、景色の眺めがいい2階席をお勧めします。
1等座席特有の固定テーブル付一人掛け座席の向かい合わせの座席があります。2名旅が多いヨーロッパ旅行においてお勧めの座席です。
事前に座席位置を指定できなくなる⁉
2020年10月01日からフランス国外に輸出用のTGVの予約システムが新しくなりました。ヨーロッ鉄道チケットセンターではお勧めの座席配置が確保されるまで何度も予約作業を繰返すというテクニックを使用しておりましたが、新システムにおいてはそのテクニックを使用すると残念ながら料金が高額になってしまいます。予約作業を繰返すごとに料金が高くなり続けます。要は1回目の予約作業で‟お勧めの座席”が偶然確保できれば問題ないのですが‟お勧めの座席”が偶然確保された時には最初の予約した座席よりも3倍の料金になることも確認されました。
上記で色々とお勧めの座席をご案内してきましたが、この問題が解決する方法を見つけるまでは、国内線TGVに限りヨーロッ鉄道チケットセンターにおいても他社と同様に予約システムの自動配列の座席配置での販売になります。