1等座席と2等座席の違い~OBBレイルジェット編~
日本の旅行会社に鉄道チケットを卸し続けて20年以上、 そんな鉄道マニア 白川純 がお届けするヨーロッパ鉄道の“奥が深い話”シリーズ。
今回はオーストリアの高速列車 レイルジェットの普通座席のお話です。
2等普通座席
2等普通座席はオープンサロンタイプと言って、通路挟んで座席が並んでいるタイプ。座席配列は通路挟んで2席+2席になっています。
荷物置場が1車両あたり3か所あり入り口付近だけでなく車内中央部にもあるので盗難など過去に苦い経験がある方などは荷物置場近くの席を確保することをお勧め。
また固定テーブル付の四人掛け座席も1両あたり8か所あるので家族旅行などにお勧めです。更にこの8か所あるうちの4か所は近くに荷物置場があります。
2等普通席には子供向けアニメ上映エリアがある車両があり、その周りはテーブル付四人掛け座席が設置されていますので子連れ旅にお勧めです。
ヨーロッパ鉄道チケットセンターの『おまかせ予約』で申込むと、人数や年齢を考慮して進行方向や景色の妨げとなる柱の位置を避けた座席などのお勧めの座席配置を手配してもらえます。
1等普通座席
1等普通座席もオープンサロンタイプ。座席配列は通路挟んで1席+2席の並び。座席の大きさも2等普通座席と比べて広く、布張りの2等普通座席に対して1等普通座席は革張りで高級感があります。
2等普通座席と同様に荷物置場が車両中央に2箇所あるので盗難が心配な方には荷物置場近くの座席をお勧め。
一人旅の場合は、他人と相席にならない一人掛け座席があるのも1等普通座席の特徴。
二人旅の場合であっても、テーブル付一人掛け座席の向かい合わせ座席が一編成あたりOBBタイプは4か所、CDタイプは2箇所あります。
ヨーロッパ鉄道チケットセンターの『おまかせ予約』で申込むと、人数や年齢を考慮して進行方向や景色の妨げとなる柱の位置を避けた座席などのお勧めの座席配置を手配してもらえます。