フランスの駅に自動改札機が登場!?

日本の旅行会社に鉄道チケットを卸し続けて20年以上、そんな鉄道マニア 白川純 がお届けするヨーロッパ鉄道シリーズ
今回はフランスの「自動改札機」のお話です。
自動改札機のような「ゲート」

Copyright EurailGroupe GIE
2017年からフランスの主要駅に自動改札機に似た「ゲート」の設置が開始されました。
実際の検札は車内で行われますので、この「ゲート」を自動改札機と呼んでいいのか判断に迷うところです。
現地紙によるとゲート設置理由は不正乗車防止という記事やテロ対策という記事を見つけました。
ただ、いずれの記事も結論は駅での混乱を発生させるだけでその効力を疑問視していました。
私も「ゲート」が全ての駅に設置しないと効力が発揮されないと思ってます。
日本で購入する切符は「自動改札機」に対応していない!?

Copyright EurailGroupe GIE
日本の旅行会社で販売されているチケットは
自動改札機に「対応していないチケット」と「対応しているチケット」の両方発売されています。
「対応していない」チケットはゲートの外にいる鉄道職員にチケットを提示するればゲートを通過できます。
ただ、10名以上のグループ旅行の旅行者はチケットはバーコード対応の有無に関わらず、
出発1時間前までに駅にあるインフォメーションセンターに10名以上である旨の申告が必要になりました。
「自動改札機」が設置される10駅

Copyright EurailGroupe GIE
2017年現在の情報だと下記の10駅にゲートが設置されます。いくつかの駅は既にゲートが設置済みです。
- ParisMontparnasse駅
- ParisGareDeLyon駅
- ParisNord駅
- ParisGareDe l’Est駅
- MarseilleSaintCharles駅
- Nantes駅
- Rennes駅
- LyonPartDieu駅
- LyonPerrache駅
- BordeauxSaintJean駅
追伸:2018年08月の帰国報告において、ParisStLazare駅にもゲートが設置されていることが確認できました。これからどんどん増えてい行くと予想されます。
自分が持っているチケットは自動改札機に対応してるのか?
ヨーロッパ鉄道チケットセンターにおいては
<自動改札機に対応していないチケット>
- フランス-ドイツ間のTGV機材・ICE機材
自動改札機に対応していないチケットは ゲートの外にいる鉄道職員に提示するとゲートを通過できます。