EIP専用サーチャージ

日本の旅行会社に鉄道チケットを卸し続けて20年以上、そんな鉄道マニア 白川純 がお届けするヨーロッパ鉄道シリーズ
今回はポーランドの高速列車EIPの追加料金のお話です。
追加料金(EIP専用サーチャージ)

Copyright ヨーロッパ鉄道チケットセンター
日本の会社を通してEIPの切符を購入する場合、全席指定のポーランドの高速列車『EIP』は通常料金(=乗車券+指定券)に加えて更に追加料金(現地ではサーチャージと呼ばれています)がすべてのチケットに対して必要でした。
ただ、現在においては下記の2つのチケットが存在します。
- 現地にて追加料金の支払いが必要ある切符
- 現地にて追加料金の支払いが必要ない切符
購入した切符が、現地で追加料金の支払いが必要な切符であるかを切符を購入した会社に必ず確認することをお勧めします。特にオンライン予約会社などは要注意。
ちなみにヨーロッパ鉄道チケットセンターにおいては、現地にて追加料金の支払いが必要ない切符のみ発売しておりますので安心です。
駅のどこの窓口で支払うの?

手前がPKP InterCity専用窓口 / 右手奥が一般の窓口 (KrakowGL駅)
一般の窓口とは別に、PKP Intercity専用の窓口で支払います。
専用窓口を見つけられない場合はインフォメーションや一般の窓口で聞くと場所を教えてくれます。
※ヨーロッパ鉄道チケットセンターで購入したEIPの切符においては、駅の専用窓口で追加料金の支払いは必要ありません。
追加料金はいくら支払うの?

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EIP専用サーチャージ(追加料金)は現地通貨で43ズロチ(PLN)。
EUR10相当の現地通貨になります。
※ヨーロッパ鉄道チケットセンターで購入したEIPの切符においては、駅の専用窓口で追加料金の支払いは必要ありません。
いつまでに支払うの?

PKP InterCity専用窓口 Copyright ヨーロッパ鉄道チケットセンター
乗車前までに追加料金を支払わなければなりません。
列車内で支払うと高額(罰金)になります。
また、当日、駅窓口が並んでいた場合、乗り遅れる可能性もあるので、できれば前日までに一度駅に行って支払っておくと安心。
出発駅でなくてもOK。複数のEIPに乗車する予定がある場合は、全てのEIP専用サーチャージを一か所で全て支払うことも可能。
※ヨーロッパ鉄道チケットセンターで購入したEIPの切符においては、駅の専用窓口で追加料金の支払いは必要ありません。
また、ヨーロッパ鉄道チケットセンターの『おまかせ予約』で申し込むと、進行方向確約したり景色の妨げとなる柱の位置を避けた座席を確約したりしてくれます。